僕はシネマというバンドでソニーからデビューしましたが、
1stアルバム「モーション・ピクチャー」の1曲目を飾る
「スイッチ・オン」というナンバーは、
スパークスという兄弟2人組の超ポップなナンバー「Looks Looks Looks 」
(日本でのシングル盤のタイトルは「恋はルックで」)に
インスパイヤーされて作った曲なんです。
ただスパークスはとてもマニアックなアーティストで(笑)
なかなか僕のまわりでも、スパークスが好きだなんていう人はあまりいないんです。
そんなある日、知り合って間もない画家、井上直久さんの画集を見てたら、
「町はずれの花火屋」という絵の中の
小さなトロッコに乗っている豆粒くらいの大きさの2人が
僕にはスパークスにしか見えないので、井上さんに連絡しました。
そうしたら「今まで誰もわからなかったのに、どうしてわかったんですが?
実は僕はスパークスが大好きなんです」という返事がきました。
その音楽大好きの井上さんの個展が今、都内で開催されているので、
先日個展に行って井上さんに会いました。その時のショットです。
そのマニアックなアーティスト、スパークスが今、話題になってます(?笑)。
「汚れた血」「ポンヌフの恋人」などで知られるフランスの映画監督
レオス・カラックスの最新作映画「アネット」の音楽を全編スパークスが担当、
さらにスパークスのドキュメンタリー映画「スパークス・ブラザーズ」が
日本でも公開になるとは、ちょっとうれしく、驚いているところです。
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