7月16日の「鈴木マツヲ」インストア・イベント、
暑い暑い中、観に来てくれたみなさん、
ありがとうございました。
松尾の雨男のパワーも効果なしでした(笑)。
アルバム『ONE HIT WONDER』の曲が聴けると
期待したみなさんには申し訳なかったですが、
この日のミニライブは僕と慶一さんが影響を受けた、
ワン・ヒット・ワンダーな作品を4曲やりました。
狙ってないのですが気づくと、4曲とも1966年の作品でした。
慶一さんが言うように1966年は
ちょうど音楽の世界も変化していく年でしたね。
この年に出たビートルズのアルバム「リボルバー」の
コラージュされたジャケットからも、
彼らがアイドルからアーティストへと変化していくのがわかります。
ミニライブでやったのは
「ウィンチェスターの鐘」(ニュー・ボードビル・バンド)
「いとしのルネ」(レフト・バンク)
「孤独の世界」( P.F. スローン)
「狂ったナポレオン、ヒヒ、ハハ」(ナポレオン14世)の4曲。
「ウィンチェスターの鐘」は全米1位に輝いた曲ですが、
なんと1番は口笛、ボーカルは2番から。
そういえば当時「口笛天国」(口笛ジャック)も流行ったなー。
「いとしのルネ」はレフト・バンクのデビューヒットですが、
2枚目のシングル「Pretty Ballerina」も素敵な曲なんです。
慶一さんの説「2枚目のシングルに名曲あり」というのにハッとしましたが。
確かにプロコル・ハルムが
世界的大ヒット「青い影」の次に出したシングル「ハンバーグ」、
トラフィックの2枚目シングル「Hole in My Shoe」とどれも印象的なナンバー。
細かい話になりますが、
当時の英国のバンド、ザ・ムーヴの2枚目のシングル
「みどりの草原」もかっこいい曲で、
これはジェリーフィッシュが93年に来日した際、
アンコールでこの曲をカバーしてました。
で、この日本盤シングルのB面が「旗を振って汽車を止めろ」という
気になる邦題なんですが、これは「あてはないけど とりあえず西に」の歌詞
「生麦越えたら 男が旗を振って 汽車を止めるんだ」のヒントになってます。
「孤独の世界」は シンガーとしてはあまり注目されなかった
P.F. スローンの日本だけでヒットしたとされるナンバー。
「昼顔という名の街」は、この曲にインスパイアされてます。
そしてミニライブで一番の注目曲は、
最強のワン・ヒット・ワンダー、
ナポレオン14世の「狂ったナポレオン、ヒヒ、ハハ」のカバー。
しかも、慶一さんによる日本語歌詞。
こんなの今まで聴いたことがない(笑)!初体験!
全米キャッシュボックス第1位ですが、放送禁止にもなりました。
僕は救急車のサイレンの担当でしたが(笑)、
結局、愛犬がいなくなったことを歌っているということで
この曲のラストは「ワン」で締めました。
次の「鈴木マツヲ」のライブは
8月20日(日)ビルボードライブ東京ですが
アルバム『 ONE HIT WONDER 』の曲を歌うのがとても楽しみです。
ぜひみなさん、観に来てくださいね。
松尾清憲
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