12月5日の松尾清憲(with Velvet Tea Sets)バースデイライブ
第2部は今年デビューアルバム『ワン・ヒット・ワンダー』を出した
「鈴木マツヲ」のナンバーから始まります。
「Complicated World」(鈴木マツヲ)
鈴木慶一さんは東京、僕は福岡と育った場所は遠く離れてますが
同学年ということもあり、当時ラジオから流れてくるヒット曲はもとより、
ほとんど日本では知られてないようなマニアックなヒット曲まで、
お互いが知っていたというのは、
「鈴木マツヲ」の原動力にもなっているような気がします。
ここで、シネマのメンバーでもある
シークレット・ゲスト 鈴木さえ子さんの登場!!
3枚目のシングル「雨のチャイナタウン」は
ドラマーのさえ子さんが唯一ボーカルをとる(短くですが)曲。
この頃のことで思い出しましたが、
シネマのみんなで羽田の慶一さんの自宅に行ったことがあって
慶一さんは自ら納豆チャーハンを作ってくれました。美味しかったな。
続いては
僕のアルバム『All the World is Made of Stories』から
「Midnight Train Called Desire」
この曲のレコーディングでは
実際にさえ子さんがドラムをたたいてくれたので、
これもお願いしました。
ニュー・オーダー、ハッピー・マンデーズといった
英国のバンドにも通じるこういうサウンドもいいですね。
ここで、松尾のピアノ弾き語り。
まずはステージではほとんどやったことのない「ワイルドマウンテン」
イラストレーター・漫画家:本 秀康さんが連載していた
漫画「ワイルドマウンテン」は中野区に謎の隕石が激突、
ワイルドマウンテン町が誕生・・・という面白いお話に加え、
登場するキャラクター達がどれもみんな個性的。
短くメドレーで繋がって、
「 Everybody Has a Love Song in Each Mind 」
「諍いや戦いの手を休め気づく時さ~ 」と
プロテスト・ソングの意味合いも含んだナンバー。
そして「 One More Smile 」
続いて「サニーシャイニーモーニング」
松尾のデビューからの3枚のアルバムが11月から配信になりました。
アニメ「めぞん一刻」は海外でも人気のようで、
その主題歌「サニーシャイニーモーニング」が配信されたことは
うれしいことです。
明るい曲の後にはマイナー調でポップな
「憂鬱という名の雨」
「ムーンライト・ランデヴー」
この曲はいつもライブならではのアレンジでやるのですが、
今回はオリジナルのイントロやエンディングを再現しました。
イントロでは赤ちゃんをあやすような「ブルブルブル」コーラス(笑)
(この「ブルブルブル」コーラス、今度はみなさんにもやってもらおうかな)
エンディングは突然リズムが変わり、静かに怪しく。
そして本編最後は「穴の中で僕たち」
劇作家・演出家:ケラリーノ・サンドロビッチさんは
慶一さんとノー・ライセンスというユニットも結成してますが、
このユニークな歌詞は時代を超えていくような、不思議なパワーを感じます。
会場のみなさんにも一緒に歌っていただき、
ラストにふさわしいナンバーになりました。ゆれるゆれる。
アンコールは、なんとアカペラです!
ビーチボーイズのクリスマス・ソングといえば「Little Saint Nick」
そしてこの曲から「OH ! キャロライン」へと展開していきます。
コーラスのスペシャリストでもある小室くんならではのアイデア、
メンバー全員が歌えるところもすごい。
ここでびっくり、
さえ子さんが僕にバースデイ・ ケーキを持ってステージに登場!
皆さんからHappy Birthdayのお祝い。
こんなに誕生日を盛大に祝ってもらったことはないかも。
ありがとうございます。
続いてスローなナンバー「青空のDestination 」
僕の書いた曲の中でもイントロから最後まで、
どこをとっても見事に、よく仕上がったなと思う作品です。
そして最後はアップテンポの「 OH !キャロライン」
ところが皆さんからの誕生日のお祝いに興奮しすぎたのか(笑)
うまく歌えず、3回も歌ってしまいました(笑・汗)。
これもライブならではですね。
みなさんからの優しい熱い応援、うれしかったです。
バースデイ・ライブもいいものですね。
そしてあらためて、バンドのみんな
小室和之・小泉信彦・平田 崇・高橋結子
全員のプレイヤーとしての力量に痺れました。心強いメンバーです。
12月ということで、ライブに来られた皆さんには
書き下ろしたばかりのクリスマス・ソング
「スノードームの中の2人」をプレゼント。
ライブに足を運んでくれた皆さん、どうもありがとうございました。
ぜひまた松尾 with Velvet Tea Sets のライブをやりたいと思います。
松尾清憲
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