<Part.1からの続き> ここからアップテンポな曲が続きます。
「鈴木マツヲ」仕立てのロックンロールナンバー
「あてはないけど とりあえず西に」は歌詞もとても面白く 「東海道」「小田原城」「箱根八里」と
浮世絵の要素を取り入れた 「鈴木ひょっとこ」さんの絵にも重なるイメージ。
「Complicated World」
「この恋はNon-Standard」
ギターが活躍するこの2曲は
アルバムでは慶一さんと僕とで弾いてますが、
ライブではマスダさんがよりカッコよく、
いい音色で披露してくれました。
そして「10 Little Musicians」
イントロがXTCを思わせるかっこいい曲です。
歌詞の最後に 「2 Little Comedians 目指しますか」とありますが
この日の慶一さんとマツヲのトークは少し漫才風な
やりとりもありましたね。「頭突きマツヲ」とか(笑)。
コメディアンは目指してませんよ。
次の「ネアンデルタール・マン」は
10CCの前身バンド・ホットレッグスのヒット曲。
この曲のカバーは聴いたことがないのですが、
さらに日本語歌詞もつけました。
アンデスの香りもする、不思議な魅力を持ったナンバー。
ライブを締めくくる2曲は
アルバム冒頭を飾る「昼顔という名の街」と
NHK『ラジオ深夜便』の6-7月の”深夜便のうた”になった
「恋人と別れる日の過ごしかた」
これで本編は終わりまして、アンコール。
1st Stage では、 ここでシネマの「君のプリズナー」でしたが、
2nd Stage ではまず
「狂ったナポレオン、ヒヒ、ハハ…」(ナポレオン14世)のカバーです。
インストアで2人で一度やりましたが、よりグレードアップしてます。
この曲をカバーすること自体が珍しいのですが、さらに日本語歌詞です。
66年に発売されたこのシングル盤ジャケットを彷彿させる
ナポレオンの帽子に白い仮面で登場した慶一さん。
俳優もやられているだけあって、 慶一さんのパフォーマンスが見ものです。
インストアでは救急車のサイレンを声で担当していた松尾ですが、
今回はちゃんとしたサイレン担当。(笑)
そしてシネマの2枚目のシングルで
ミノルタのCMにもなった「君のプリズナー」。
シネマのプロデューサーで、
この曲の作曲者でもある慶一さんと
一緒に歌えるのはうれしいかぎり。
こうして初ライブは終わりましたが、
一緒にプレイしたバンドメンバーは
それぞれの楽器だけじゃなく、コーラスも素晴らしくて、
慶一さんと一緒に作った「鈴木マツヲ」のポップな世界が、
さらにスケールアップ、ヒートアップして 広がっていくのを実感しました。
またぜひ「鈴木マツヲ」のライブを
「ニュー・ネアンデルタールズ8」とやりたいなと思いました。
ビルボードに足を運んでくれたみなさん、
ありがとうございました。
松尾清憲
All Photo by Kentaro Minami
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